七月七日、雨。
バンサプール六周年、そして最終回。
ルル猫がバンドセット、ギターを持つため出番はトリでリハは一番最初、11時に雨の渋谷へ。
自分の出番である最後までシラフで正気を保つプレッシャーで酒を飲んだり騒いだりする余裕がない。ついでに雨だからスニーカーやめてブーツ履いたら足が痛い。
リハ後に昼飯から各自自由行動でHMVの餌箱へ行ってガラージのアナログを漁る。意外とMJ ColeやX.men(Wookie)のリミックスが出てくる。結局現場でアナログかけないのだけれども。デジタルだと出てないマイナーなリミックスもあるので楽しい。
ひたすら自分の出番をやらかさないように正気を保ち、無事大トリの役目をやり遂げる。実稼働時間はわずかだが非常に疲れる。
帰りはバスがないのでどうやって帰ろうかと思うがシェアサイクルもCREWもうまく使えず、かといって半分ぐらい歩いてからタクシーに乗るのも悔しく歩いて帰ってきてしまう。MBPなどが入ったリュックとギターを両方担いで歩いて帰ったので肩が死ぬ。
七月六日、曇り。
ものの見事に寝坊。昼からの行きたい用事が二つあり、二つ目を断腸の思いで断る。だが一つ目も見事に寝坊する。
湘南新宿ラインに対する理解が浅く間違えて大船まで戻る羽目になる。大遅刻。
内藤家鮎まつりで鮎をメインとした様々な和食のごちそうを頂く。山程ごちそうを頂いたあと茶もキメる。薄茶ではなく濃茶を生まれて初めてキメたのだが、これは完全にドラッグ、濃茶の回し飲みは完全にジョイント。もしこれで薄暗い茶室の中で曜変天目茶碗でも出てこようものなら完璧なトリップをしてしまう。茶道はなんだかんだで堅苦しいものという印象があったがコレはカフェインと視覚情報でキマるために徹底的に支度をしているだけなのだと理解。よくキマるためには良い環境とマナーが必要。
カフェインがキマりすぎて横になったりその後のバーでグニャグニャになる。帰宅。明日ライブで弾けないギターを弾くのに旅行からの鮎祭りで全然さわれてないぞ。
七月五日、曇り。
修善寺へ。温泉街の寺のはずなのだが犬、うさぎ、ヤギなどが飼育されているわくわく動物園になっており楽しい。どうやら住職が獣医師の資格を持っているらしく納得。
宝物殿へ。公暁（二代将軍源頼家の息子、源頼朝の孫、叔父で三代将軍実朝を暗殺）の血書による写経などがしれっと置いてあり伊豆と源氏のコネクションのヤバさを感じる。ドリフターズ6巻の裏表紙をめくると出てくる没ドリフターズですよ。日本三大バトル坊主で18歳のヒットマン。本尊の大日如来も慶派の実慶によるもので頼家追悼時に彫られたもので中に辻殿と北条政子っぽい髪の毛が入っているなどしれっとレア度が高すぎる。
唐物の石仏も並んでいて北魏やら南斉やら5世紀あたりの固い顔した仏像も置いててなんなのこの寺の宝。
スルッと夕方に帰宅。夜ちょっとした宴会に出席。酒を一杯だけ飲んでたらふくご飯を食べる。旅行中もたらふく食べていたので摂取カロリーがヤバい。
七月四日、曇り時々雨。
伊豆二日目。一番の目的である三嶋大社へ参る。しれっと御神刀と北条政子の蒔絵箱という国宝が展示されていて宝物殿の質が上がっていた。神社が持っていたものや、かつて御物だったものは刃が減っていなくて状態が良い。現在ほとんどトーハクが管理しているのだが。
網越しで鹿と触れ合った後、昼飯を何にするか考えて沼津へ移動。ちょうど14時手前で店がどんどん閉まり始めてドタバタした結果、店のチョイスに失敗。失敗しても魚が美味しいのは漁港ゆえの救い。
宿へ帰る。7payのセキュリティ騒動がちょっとしたお祭り騒ぎになっているのでインタビューを観る。技術者の声を聞かない経営者の判断が最悪の形で出たパターンだ。被害金額的には最悪という程でもないのかもしれないが。しれっとフェイクニュースが生み出される現場も見る。気をつけなければいけませんね。
宿の温泉あちらこちらに入って回る。最終的に部屋についている温泉が一番良いなという結論になったがまぁ良し。
朝食のビュッフェ、夕食のコース、お腹いっぱい。
七月二日、曇り。
雨かと思っていたのだが意外と降らないのでラスト筋トレチャンスの予感。
Vガンダムを観ながら朝飯。といっても昨日のジェノベーゼが重すぎたので優しい朝ごはん。
曲を作ろうとしたりダルくなったり、今日医者へ行かねばならぬと気付いて外出したり。
滑り込み医者ミッションに成功した後、遅めの昼飯としてグラノーラを食べるがこれだけで案外腹にたまる。作曲して少し休んでから筋トレへ行く覚悟を決める。
とはいえなんだか非常にダルいのでマシントレーニングをする気になれず、プールへ直行。必死で泳げばマシントレーニングと同じぐらいに運動量が稼げるだろうと思って全力で休まず泳ぎ続けていたら15分も経たないうちに全身がクタクタになる。そのままなんとなく1時間ぐらい流していって帰宅。
冷凍していたピーマンの肉詰めに焼きナスを追加して晩餐。
七月一日、曇り。
過去の日記を埋める、声優レアグルーヴでかかった曲を改めてチェックする。
中古のCDを買うにしてもAmazonと駿河屋とネットオフでネットだけで選択肢が3つあって価格と在庫状況を比較してしかもそれが昔のギャラクシーエンジェルのサントラ（どれ？）だったりするとまったくわけがわからなくなって混乱。時間を食われる。
とも子の曲を作るぞと勇ましくDAWを立ち上げストリーミングできないかとやってみるのだが、ASIOがなかなかの食わせ者で四苦八苦しているうちに時間がどんどん過ぎてゆく。こんなことなら割り切って普通にオフラインで作曲を進めるべきであった。もう少しでできそうだったんだよ、もう少しで……ドライバがRME製だったら……
うどんこ病にやられたパセリのやりどころに困っていたのでこれをジェノベーゼソースにすることに決定、カシューナッツやオリーブオイルとともにハンドミキサーでごちゃまぜにする。非常に油のパワーが強いジェノベーゼソースが誕生。美味いのだが、重い。生にんにくもあって重い。冷凍して保存しなければあかん。
