生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

知の巨人とボンヤリインターネット

二月十六日、雨。

春の始まり特有のじっとりとしてぬるい空気と雨。恐ろしい低気圧。

本当に苦手だ。一年の中で一番苦手と言っても良いぐらい苦手。風情を感じない。風情を感じ取る余裕が生まれない。

しんどい、アークナイツぐらいしかやる気がしない。良くない。

他に何をしていたか記憶が薄い。ボンヤリとインターネットをすることしかできない。

諸般の事情でGarage Bandと触れ合うことになったのだが、パラデータの書き出しができない。そういうのはLogicを買えと言わんばかりの嫌がらせ。Appleのそういうところは好きになれない。各トラックをソロにして書き出す(書き出し先はiTunes)という果てしない行い。

俺はもうダメだ。

気圧にやられて気絶。起きて散歩。冷凍弁当で夕食を終わらせる。

松岡正剛の千夜千冊を読んでいたら夜が更けていく。葉隠に対する読み解き、坂口安吾に対する評論、グールドにまつわる逸話、ただの書評の域に留まらない知の巨人の文章が生み出されている。知とは、教養とはこのように培われるのだと思い知らされる。知の壁。

心に余裕がある生物 なんと素晴らしい!

二月十五日、曇り。

新型コロナウイルスのニュースが入れば入るほど国の残念さが可視化されてゆくのを感じる。チャック・イェーガー爺様97歳がTwitterを始める。

10時頃起床。GBAのソフトに名作があったか考える(なんて無駄な時間の過ごし方だ!)。

やる気が出ない、シャキッとしない。天気のせいにする。実際この季節が一年で一番しんどいのだ。

バッハは徳川吉宗と一つ違いであることなどを学ぶ(なんて無駄な時間の過ごし方だ! Part 2)。

梅園に行くチャンスは今日しかないのではないかと思いたち、梅園へ。あいにくの曇り空で光がパッとしないのだが、それはそれ。梅の花の香りは曇りでも楽しめる。

体調としては二月というのは苦手だが、やはり梅の花というのは好きだ。風雅である。桜も華やかではあるがソメイヨシノの下に酔っ払った人間が大量に集う文化はあまり好きではない。山桜が一本咲いている方がハッとさせられる時もある。

晩飯を作るのが面倒になったとき、京都で食べたKFCの話をしていたらKFCを頼もうかという話に。15日は15ピースセットが安いというタイミングの良さに、深く考えず15ピースセットを注文する。フライドチキンなんてどれだけ欲張ってもせいぜい4ピースしか食べられないものなのに。何日かけて食べる気だ。誤送でポテトが届いて電話をしたら改めてクリスピーチキンが届いたりして無料ポテトまで付く。現場の混乱が伝わってくる、店員の方々に声援を。

リングフィットアドベンチャーやっておしまい。たまにはこれぐらいのんびりさせてほしい。毎日これぐらいのんびりしていたい。

SRVやJBに対する全肯定できないモヤモヤ

二月十四日、曇り。

コロナウイルス上陸の続報が報道される。バレンタインデーとは無縁。

気絶の二度寝をして11時頃意識を持つ。抗アレルギー薬が切れて全身が痒いので耐えかねて医者へ行く。

医者へ行き、豆腐を買い、しかしなんだか雑なメシを食っては腹が減ってまた少し雑なメシを食うを繰り返す。

部屋を片付けちびちびと家事をやりながら、農村の曲をいっちょ作るかとDAWを立ち上げる。途中まで楽しいのだが自分のパターンの悪いところのようなものが見えてきて嫌になってくる。ポップスはメロディとコードで展開が作れるけれどクラブミュージックは低音とグルーヴで展開を作るので後者のほうが作ることの悩みが増える。そういうものを一旦気にせず作るためにサークル活動をしていた気もするのだが。

一旦パソコンから離れたくなってKindle鬼滅の刃を読み始める。3巻まで買っておいたのだがジャンプコミックスは1冊20分で読み終わる。一瞬。Kindle Oasisで読んでいたら妙に目が疲れる。電子書籍の苦手なところだ。

メシを作らねば腹が減って何もできなくなる、なんだろうカレーだろうか。バレンタインデーだし、と考えながらグリーンカレーを作り始める。グリーンカレーとなるともはやバレンタインをかすってすらいない。タケノコ以外材料がすべてあったのでタイミング良し。人生で始めてナンプラーを使い切る。ナンプラーって無くなるものだったのか。

リングフィットアドベンチャーを行う。飽きて忘れかけているが運動は大切。

James Brownは偉大なのだが、Sex Machineをアルバムとして聴いて楽しいかというと微妙なところがある。Cliff Whiteが選曲したIn The Jungle Grooveなどは文句なしの名盤だと思えるのだが(Cliff Whiteという人間が選曲したアルバムであったことを数日前まで知らなかった)。

 

SRVのギター自体はとてもカッコ良いと思うのだが、80年代らしい録音に対して苦手意識が拭い去れない。

特にChris Laytonのドラム、BPMの早いブギウギリズムでタイトな3連のビートが刻まれるとどうにも「細い」と感じてしまう。3連も刻み方がスクエア(ハネているのいスクエアというのも変な話だが)で重さやヨレのようなものが演奏と録音両方から排除されている質感を感じる。この辺りがSRVの音楽を好きと言いきれない原因なのではないかと思いながらモヤモヤしているのだが、わざわざSRVの話をするような知り合いが特にいないのでこれは自分の中での仮説としてすべて完結している。

それにしてもチューブスクリーマーの解説を読むとSRVが使っていたというのが枕詞のように現れるがそれ以外のギタリストで誰がどのように使っているかの話が少ないのもなんだか納得が行かない。80年代のエフェクターだから黄金期である70年代のロックで使われていなかったのは確かであり、オルタナティブロックやニューウェーブで使われていなかったのもまた確かなのだが、もう少し何かこうあるだろう。ビル・フリゼールのギターの音が歪んでいる時はチューブスクリーマーらしいという学びは得た。

届いたレコードはUS盤でジャケが違う

二月十三日、晴れ。

コロナウイルス上陸、槇原敬之逮捕、大学生が流氷に流されかける。

午前から打ち合わせ、渋谷へ。

打ち合わせ無事終了、イケベパワーレックなどへ言ってギターアンプシミュ、マイクプリ、DIなどの質問を滝のように浴びせかける。楽器屋行って勉強をするというのも不思議な話だが、コンパクトエフェクターと違ってインターネットの情報が少ないのもまた事実。しばらくソフトでいいなと思いつつも、いい感じのマイクプリとDIぐらいはいつか欲しいわね。

昼食に富士そば。その後渋谷なので髪を切る、宮益坂で和菓子の工場直売をやっていたのでウキウキしながら大福を買う。自分の好きな食べ物は大福であることにようやく気付いた。お餅大好き。

帰宅。マイクプリのことが気になってマイクプリのことを調べまくる。現状の場合録るとしたらギターやベースなのでどちらかといえばDIなのだが……

夕方カップ麺の蕎麦。ヤフオクで落としたスペシャルズのレコードが届いたので聴く。やはり情報量が多い。リマスター盤を2種類持っていたはずなのだがレコードに負けてしまう。CDとは。デジタルとは。

3000円の中国製コンプレッサーが届いたのでギターでダイナコンプと並べて比べる。より落ち着いたキャラクターで中音域に集中したサウンドなのだが、ダイコンのあのパコパコしたコンプレッション感は過去の名盤で聴ける音なので好みで言うとダイコンに軍配が上がってしまう。

昨日のステーキを今日も食べる。900gもあったので5人前ほどある。なんでこんなに美味いのかよ。

買ってきた大福も食べる。幸せ。一番好きな音楽はスペシャルズ、一番好きな食べ物は大福です。

 

日記をつけるのがめんどくさいぐらいねむい

二月十二日、晴れ。

8時半頃起床。

今日の午後はRECなのだが、午前中何ができるだろうかと考える。

傘に防水スプレーを吹くなどの地味な生活を行っていこう、一つずつやろうと言い聞かせて行う。

書類もほどほどに片す。

マイクプリやらコンプレッサーについて詳しくなる。実機を買う予定はあまりないのだが。

靴を磨くところまではできない。

外に出てREC。途中和菓子屋があったので豆大福とすあまを買う。豆大福を食べられるような生活こそが幸せだと思うよ。

REC無事終了帰宅。

疲れていたのですあまを食べる。夕食まで時間がある。ステーキの仕込みをする。

せっかくギターの弦を張り替えたのに触れていなかったので、少しギターと触れ合う。

ギターマガジンのカッティングの譜例を見て、自分はギタリストではないのだな、こういうフレーズが満足に弾けないのだなということを確認させられる。悲しくも楽しい。

ステーキを焼いて、茹でた野菜を食べる。NHK塚原卜伝を観る。ねむい。

今日はお休み扱いでのんびり生活を行う

二月十一日、晴れ。

豆もやしをナムルにして食べる。おろしニンニクを入れると胃に重いことを学んだのでニンニク抜きで。

とっちらかっていた部屋の片付けをする、返却するDVDを用意する。

ストラトの弦がすっかり腐っていたのでフェンダー弦に張り替える。ベースは腐っていてもいいのだがギターはやはり新しい弦が良い。

DVD返却から食材の買い出し、散歩を兼ねて外出。梅が咲いていて心地よい。春遠からじ。近所の梅園へ行きたい、週末にでも行こうか。

大量の食材、メシ・ストランディングをして帰宅。

昼過ぎになっており腹ペコ。早く食べたかったので板わさをつまみながら冷凍弁当を温めて食べる。もらったキャラメルコーンを開けたが悪魔の味と悪魔のカロリー。恐ろしいので途中で封印。

食べた後昼寝。まだ疲れが抜けきらない。

お仕事でアタマを抱える。夜小腹が減ったのでうどんを茹でて食べる。ゴミをまとめて捨てる。

細々とした生活が溜まってゆくと意外と大変だ。書類の整理、靴磨き、片付け、ゴミ捨て、ToDoリスト管理、そういったものを後回しにしていくと少しずつ生活が崩壊してゆく。崩壊を防ぐためには生活を行わなくてはならない。生活は難しい。

いい年こいてギター小僧、あるいはロック親父

二月十日、晴れ。

医者に行かにばならぬ。

土曜日の徹夜のツケがまだ消えない。

電車に転がり込んで本郷へ。蕎麦へのコンボをキメる。

夜までの締切があるのだが、御茶ノ水に来たことでエフェクターの試奏をしたい気持ちを抑えることができない。楽器屋へ。

Zahnrad 3x2とXotic EP boosterを勢い余って買う。これでナンチャッテ鈴木茂サウンドが出せる。あとは本人が練習さえすれば……あとJanRayの試奏をしてどういうものなのか理解する。確かに音は良い。Nutube Screamerも真空管の圧のあるコンプレッション感があって良いものだが、今欲しい音とは違うと理解。欲しいTSはTS808なのだな。

帰宅、ケンタクローンの中華エフェクターMuslady Golden Horseが届く。3000円でエフェクターが買えるというのは自分が高校生の頃は考えたこともなかった。あえて悪い言い方をすると中国韓国製の激安ブランドとブティック系高級エフェクターの二極化が起きているような気もするのだが、BOSSはBOSSとしてブレずにやっているのでやはり基本的には良い方向へ向かっているのだろう。お金がある人はブティック系を買えばよろしい。お金がない人は中華クローンを買うとよろしい。いい時代だ。

帰宅、作詞。ちょっと寝不足ダメージでアタマが回らなくなっているが少し相談などしつつなんとか解決。

気絶。皿洗い、部屋の掃除、仕事譜面諸々、買ってきたエフェクターを全部繋げて触れ合ったりギターの弦を張り替えるほどの余裕がないまま一日が終了。明日できたらいいなぁ。