短い人生の、今まで読んだ本の中で2番目ぐらいに感銘を受けたかもしれない。死という劇薬を日常に取り入れる行動哲学。
ただやはり三島の葉隠入門のようにエッセンシャルではなく、原本に沿った現代語訳のものなので別に為にならない300年前にあった事件や誰それがこんなだったという話も多い。それはそれで面白いのだが。
岩波から出ている原文を読んでオリジナルの文章の勢いも味わいたいのだが、いかんせん読みづらいしパラパラと見た感じ活字そのものも汚かった。改訂版を出してくれ。
ということで葉隠IIを読む。