生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

7つの習慣ティーンズ 著:ショーン・コヴィー

自省録、葉隠を読んで(ヒルティの幸福論は二巻の途中で頓挫した)次はアメリカの、それも最近のそれら(行動哲学、自己啓発書)を一つ読んでみようと当たりを探ってみた。ちょうど昨年「7つの習慣」の新訳や漫画版が発売され書店の店頭で目にしたこと、インターネット上で「自省録」「葉隠」「7つの習慣」の3つを座右の書として挙げている人を見たことから半信半疑で読んでみることにした。
しかしながら図書館で「7つの習慣」を借りようとしたところ予約数がとてつもない数だったこと、Amazonのレビューを見るに息子の書いた「7つの習慣ティーンズ」を先に読んでおくと原著が読みやすいこと、そしてたまたまこっちだけが図書館で予約待ちせず借りられる一冊があったので読んでみた。
なるほど書いてあることは自省録や葉隠と大概同じである。同じではあるが体系的にまとめられ、事細かに理由とメリットが書かれ、実践の手引きまでが書かれている。なるほどためになった。一度の通読で身につくものとも思わないが、割合気軽に、しかし内容に納得して一通りさらうことができたのでこれは良かった。「Win-Win」や「シナジー」といった今では(笑)をつけて語られる言葉の氾濫の元凶と本来の意図もこの辺りにあったのだなと一人納得した。
7つの習慣 ティーンズ

7つの習慣 ティーンズ

  • 作者: ショーンコヴィー,フランクリンコヴィージャパン,Sean Covey
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本
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