勤労。
ここ数日本当に何をしていたんだろうという勢いで薄い。
グッタリとしながら漫画を読んでいたことだけは確かだ。漫画を読んでいた時間はまだ充実している方だ。何もせず野垂れていた時間の方が長いのだから。
軍靴のバルツァー 1 (BUNCH COMICS)
posted with amazlet at 15.02.12
中島 三千恒
新潮社 (2011-07-08)
新潮社 (2011-07-08)
軍歌のバルツァーを2巻まで読んだが面白い。時々作者の女性らしさが悪い面で出てきて気になる部分はあるけれど、やはり相当の切れ者かつ好き者でないとこういう戦略や戦術がワクワクする話というのは描けないだろう。なんとなく食わず嫌いしていたけれど続きが気になる。1巻の時点ではこんなモノかと思ったが2巻で引きずり込まれた。
劇画の第一人者とも言える実力だが、初期作品の抜きん出た傑作と言われ社会的問題作である「血だるま剣法」が圧倒的だった。「それがし乞食にあらず」に収録されている作品の方がより洗練されてシリアスではあるのだけれど、「血だるま剣法」の圧倒的なほとばしり方がどうかしている。シグルイが40年近く前に既に描かれていたのかという衝撃。