生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

週末が終わってしまう

エミール・クストリッツァの「アンダーグラウンド」と「黒猫・白猫」を観る。
前者はユーゴスラビア連邦共産党党員とその周辺の人々のWW2からユーゴスラビア紛争まで描いたブラックユーモア溢れるフィクション。
後者はドナウ川流域に暮らすジプシーの家族やマフィアたちによるドタバタコメディ。
どちらも相当ブラックなジョークによって笑えない状況と笑いのギリギリのラインを躁病のような監督自らもバンドメンバーである「ノー・スモーキング・オーケストラ」が奏でるバルカン音楽に合わせて駆け抜けてゆく映画。
アンダーグラウンド」はユーゴスラビア連邦の歴史に沿って描かれるので大勢の人が死ぬ深刻な内容を非現実的な地下世界の演出や喜劇で包んだ悲しさで重々しい祖国の過去を描いているのに対し、「黒猫・白猫」は最終的に主人公も悪役も全員がハッピーエンドで終わる幸せな作品。

ちょっとねむいです。色々やらなきゃいけないぞ。