生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

それでも世界を崩すなら

合同誌サークル「絵描くと自然と眼鏡書いてる'S」 の「絵描くと意外と眼鏡描いてる本」収録の「offとout」が素晴らしくて(前後編が他の人の作品によって分断されている本の構成が前後編の時間間隔のワープと相乗効果を生み出していて最高)作者の商業誌が気になって購入。陸野二二夫センセイ、覚えましたし。

丁寧なタッチとぶっこんでくるネタがツボ。フォントの使い分けや背景まで細かく書き込んでギャグのカラーの切り替えがしっかりしているのが好き。

逆に気になった点を挙げるとパロディネタが分からない時置いてけぼり食らう(なるたる夢水清志郎読んでなかった、時事ネタだった半沢直樹永遠の0ネタを今読むと理解するのにちょっと時間がかかる)点、最終話の畳み掛けは読んでる側が恥ずかしくなるぐらい直球でしてほしかった点あたりだろうか。スタンプカードとか、赤豚とか。

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二話までWeb上で読めます。