一月二十一日、晴れ。
江戸東京博物館へ戦国時代展を観に行く。
展示物は良いのだが、江戸東京博物館の構造がよろしくないのかキュレーションがよろしくないのか、屏風や巻物を左から見せられたりなかなか理不尽な見せ方が目立つ。
太田道灌による500年以上前のビジネスメール、北条氏康氏政親子が土下座する勢いで上杉謙信に助力を求める腰の低い手紙、比叡山による日蓮主絶対殺す宣言こと山門議決関連文書などなかなか手紙や文書の類が最も見応えがあった。
オタク的見どころである刀剣では五虎退よりも篭手切正宗や鬼切安綱が魅力的。前者は相州らしいギラギラとした輝きだがこれは織田信長が磨り上げてしまったものらしい。豊臣秀吉が磨り上げしたものは大量にあるが信長もしていたのだなぁ。鬼切安綱は平安時代の古刀だけあって独特の青い輝きが垣間見え素晴らしい。トーハクで見た三日月宗近より魅力的だった。
他にも異常なまでに保存状態の良い佐竹義重の甲冑、足利義輝の肖像画などなかなか面白いものは多かったのでやはり展示方法だけ不満が残った。
オムライス食べて帰る。両国のとんかつ屋が有名らしいので次回は行きたい。