生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

鹿児島観光珍道中三日目

十一月十一日、晴れ。

霧島方面観光のためレンタカーを飛ばす。

松尾城へ行くつもりだったのだが住所入力ミスにより見事国分城跡へ到着する。

城跡は見事学校になっており、背後の山は立派な公園としてママ友公園デビュー空間となっていた。恐らくラジオ局が電波を飛ばしており、随分のどかな場所なものだと思う。

急いで車を飛ばし、本来の目的地である松尾城へ。島津義弘の構えた城であり、鹿児島には珍しい石垣がある……とのことだったが野面積みのクオリティは近畿のそれに劣るお粗末なものであった。それよりもシラス台地特有の削りやすさによって堀切が坂ではなく崖や絶壁になっており山城としての圧倒的防衛力の高さに舌を巻く。こんなものを攻める足軽にでもさせられた日にはあっという間に討ち死にするか崖の下に落ちるかだろう。

そのまま霧島の峠を走る。木崎原古戦場を一旦諦めて焼酎「明るい農村」を製造している霧島町蒸留所へ行く。異常なほどフレンドリーで丁寧な対応、解説で蒸留所を見学、明るい農村グッズを見事コンプリートする。霧島山新燃岳の噴火によって霧島川に大量の火山灰が流れ、下流では鮎が死滅し農家の作物が大被害にあったそうだ。

宮崎へ到着、やはり鶏肉を食わねばと思い焼き鳥「味川」へ。一見さんで転がり込んでしまったがハツとレバーは完全に麻薬のような味であった。レバー以外の内臓系はつけダレが全てで肉の差なんて大したことがない安物食材だと見くびっていたが考えを全て改めさせられる。半生の肉は最高、特に半生の鶏肉は最高。

宿でSplatoon2のフェスを少し行う。