二月十九日、晴れ。
横浜、みなとみらいへ繰り出す。
タカナシのレストランで死ぬほどチーズを食べるつもりだったのだが受付終了にショックを受けてそのまま中華街へ。
旧正月の三が日だったのでいつも以上に賑やか。数年前に来た時より食べ放題の看板を掲げてドンキホーテ並の輝度で光る店が目立つ。
どうも新華僑と老華僑による水面下の戦いが起きているらしい。信頼できそうな老舗は老華僑、ピカピカしていて呼び込みがいるのは新華僑というわけだ。
萬珍樓でランチコースを食べる。広東料理なのにフレンチのようなコース料理が出てきて不思議な気分になる。海老がマンゴーで甘酸っぱく味付けしてあったり、チャーハンの中のキャベツが蒸したと思われるみずみずしさと甘さを持っていたり、飲み放題の烏龍茶すら深みと甘味があり、全てが美味い。老舗は伊達ではないことを確かめる。
関帝廟を詣でる。もしかすると初詣というやつをしていなかったのでコレが本当に初詣だったかもしれない。まさか初詣がオオクニヌシでもアマテラスでも八幡太郎でもなく関羽だとは。
小腹が減ったので徳記で豚足中華そばを食べる。鶏ガラ醤油出汁だが麺が平打ちで食感が異なる。豚足の甘いタレでつけ麺のようにして食べると奇妙な重みが出る。店員のおばちゃんが全てを支配しているかのように殺気を放っている店内も独特で良かった。
セガのゲーセンにタイピング・オブ・ザ・デッドがあるのを見つけて大興奮。ギリギリクリアできなくて悔しい思いをする。
よい息抜きでした。