生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

さよならの朝に吉田明彦キャラをアニメ化しよう

三月三日、晴れ。

ものの見事に昼を寝て過ごす。

『さよならの朝に約束の花を飾ろう』を観に行く。

正直あの花は楽しめず、ここさけは見てすらいなかったのだが、そういう人の前評判がが良かったので観に行って、案の定良かった。

母としての成長の物語、人が生まれ、死んでゆく営みを美しく描いてゆく作品。もしツッコミどころがあるとしたらヒロインが処女のまま母となり、歳を取らない、地母神と呼ぶにはちょっと綺麗すぎる。それがもし処女信仰的オタクに対する配慮を含んだものだとしたら薄気味悪いかもしれない。そしてヒロインの精神的成長を描いていたはずが人ではないものになってゆくことで感情の理解で置いていかれる、もしくは共感しづらくなる部分がないとは言い切れない。だが人が生まれ死んでゆきコードが受け継がれてゆくことを懸命に描けばそれは美しく感じてしまう。それは人間だから。

あと吉田明彦キャラがアニメで動いてるものを見られた時点で120点は固いです。