生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

レディ・プレイヤー1、65点。

五月九日、雨のち曇り。

10時頃起きて11時過ぎの『レディ・プレイヤー1』を観に行く。

80年代のスピルバーグが帰ってきた!というのはいいのかもしれないが「面白ければいいんだよ」というスタンスまで80年代のまま、劇中に登場する重要なファクターやかかる音楽が全て80年代の王道を突き進んでおり、ポップカルチャーではあるがサブカルチャーであることをあまり感じさせない。それは主人公(パーシヴァル/ウェイド)がストーリーの中で歩む道もまた王道である。

もしこれがいわゆるオタクを主人公にしていなければそれで良かったのかもしれないが、日陰者である主人公が冨と名誉と親友と恋人全てを手に入れたハッピーエンドの挙句観客に向かって

「現実を大事にして、ゲームはほどほどにしろ」

と説教を垂れてくるのであれば話は別だ。ネクラによるネクラのための映画かと思わせながら、これはネアカのための映画である。本当のネクラはゲームのために他のすべてを投げ打つような人種だ。主人公はとんどフェイク野郎でお説教臭い爺さんになってしまったスピルバーグ本人だ。

 

帰宅後飯を食ってコミティアの収穫を読んで少しボンヤリする。そのまま夕方から夜。DDLCを少し始める