生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

とっちらかった脳の詳細レポート

八月二十九日、晴れ。

昨日必死で曲を出した翌日なので若干の開放感あり。

しかしながら昨日改めて実感したが今現在の自分自身の集中力の欠如がちょっと笑えないレベルになっている。

常に何かに気を取られて何一つとて集中することができない状況が続いている。頭の中にToDoリストが作られており、無作為に何かが放り込まれては、今まで積んだ無作為の何かが頭から消えてゆく。消えたものを思い出したくなり更に気が散ってゆく。何かをしている眼の前のものをやり遂げるより前に他の何かを思いつく。TwitterのTLがその散らかった集中力を象徴しているかのようにTLを眺めて何かを調べ、その先のリンクを開き、読み終えるよりも前に他のことに関心が移る。俺の脳は世論そのものだ。

歯科検診のために医者へ。医者にばかり行っている。役所にも行っている。歯科検診のあとすぐに役所へ行こうと思っていたが一息つこうと思ってうっかりゲームやツイをしてしまう、これがもはや一日の縮図のようである。

とても暑かったので外での用事を一通り終えて帰ってくるともうやる気がない。やる気がないのだが洗い物や料理を昨日は放棄していたので山となっている。ついでに腹は減っている。腹が減ったならばメシばかりは作らなくてはならない。シャワーを浴びようと全裸になったまま米を研ぎ始める。悪いマルチタスクの結果が奇妙な姿となる。デキるマルチタスクな自分が台所にパイプユニッシュを仕込んでおり、排水栓カゴを取り出しておいたらペットボトルのキャップが転がり込んで大変。パイプユニッシュを仕込んで排水溝に物を詰まらせては本末転倒、箸で取り出せないかと四苦八苦しているうちに今度は箸を落とす。引き続き全裸である。全裸だったような気がする。研ぎかけの米、全裸、パイプユニッシュ、落ちたペットボトルのキャップ、その更に向こうへ落ちていった箸。スマホで対処法をGoogleに訊く。さぞGoogleも困っただろう。排水溝とパイプのジョイント部分を下から開けてペットボトルの回収に成功するが、その更に向こうへ消えた箸を救うことはできなかった。無力な自分。全裸の自分。ここ最近の自分を象徴するような出来事である。

更にいうと火曜日の筋トレの後存在を忘れていたプロテインシェイカーが発見され、中はヤバい腐敗臭で溢れていた。これを今度はキッチンハイターで消毒して風呂場に放置し、そのまま安心してさきほど回収するまで半日塩素漂白が行われていた。

なんやかんやですべてを洗って米を炊いて牛丼を生み出すがその頃にはおよそ16時、昼飯とはなんだったのか。食べ終えて虚脱感、沖縄決戦の冒頭30分ぐらいを観て糸が切れる。あずきのチカラをセットして寝る。

18時に目が覚めるが自分が何時に寝たか思い出せない。何時間経ったのか混乱する。なんなんだ。とにかく自分を落ち着かせる必要があると思い、昨日に引き続き瞑想の時間を設ける。雑念思念飛び交う思考が瞑想の30分間頭を飛び交い続け、呼吸へ意識を向けたと思うと何かが意識を奪う、コツは雑念を排斥しようと意識しないことであるからこれらの雑念たちと共にボンヤリと共生する瞑想が終わる。

とっちらかった家、もう一食連続で食べる気のしない牛丼。昨日の惣菜の残りがあった。これを食べながら沖縄決戦をもう30分ちょっと観て映画がインターミッションに入る。俺の人生もインターミッションを入れたいよ。

落ち着いて目の前のことを一つずつ行うのが肝要であると自分に言い聞かせてゴミを一つずつ捨てて、袋を縛ってまとめ、新しいゴミ袋をセットし、散らかっている物をしかるべき場所へ片付け、ようやっと若干の落ち着きを取り戻す。正直まだあべこべの思考がついてまわるのでツイッターを封印する。おそらく諸悪の根源はスマホなのだ。四六時中なにかを通知してくる端末と共に過ごしていて本当に集中できるわけがない。できることならば今すぐ俺をスマホから解放してくれ。後生だ。頼む。FGOを消せ。そしてファイト・クラブを読め。本を積むな。積んだら読め。