生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

百年戦争が終わるとイヴァリースで獅子戦争が始まる

十二月十六日、晴れ。

ジョン・フルシアンテレッチリへ加入、ジョシュ・クリングホッファーが脱退へ。古参ファンには良いニュースかもしれない。

医者へ、医者へ。電車の中で佐藤健一の『英仏百年戦争』を読み始める。どうも中世ヨーロッパというのはとっつきづらく、世界史の教科書を読んでも何も理解できなかったのだがやっと親しみを持って理解できる本に出会えた。新書の濃度で軽妙なテンポ、それでいてしっかりした筋で面白い本。インターネットより面白い。インターネットやめよう。

本郷の医者、田奈部のそば、古本屋がルーチン化してきて楽しい。お金が消えていく。文京区は文化の街だなぁと言いながらお金が消える、文化にはお金がかかるのだなぁ。

帰宅、昨日も夜更しだったので気絶。

気絶から復活、DAWと向き合って仕事をする、皿を洗って麻婆豆腐を仕込む、DAWと向き合う。

締め切り目前で急がなければいけないのだがSoundtoysの新しい空間系をいじったりFM音源を自分でいじくり回すのが楽しくなってきた。こういうことは暇な時期にやっておくべきことである。暇な時期に。いつ来るのか知らんが。

軽くリングフィットアドベンチャー。やはり肩が貧弱な人間に上腕系はキツい。大胸筋が悲鳴を上げている。

明日も午前から用事だしそろそろ寝ます。

 

1973年、ZZトップの3rdアルバム。

ザクザクパタパタしていて70年代のソリッドなハードロックのお手本のような音楽。ブギーを歪ませてハードにした白いブルース。シカゴのブルースマンに憧れた人間の音楽がツボにハマってしまう星の下に生まれてしまったらしい。オッサンやね。

ボーナストラックのライブ音源が音質悪くてコンプかかりまくりでドラムがペコペコしているのも面白い。

 

2009年のビートルズのリマスターはハイファイで音が細かく聞こえつつ、音の配置は今まで通り、音圧はややツッコミ気味だった。

2019年になぜか出たアビーロードだけがリマスターされたが前回以上に時代の音になっており、とにかくめちゃめちゃ位相を広げてステレオ感を出している。サンレコの特集を読んで「こんなことしてファンに殺されないかな」と思ったがやっぱり保守的なファンに殺されるんじゃないだろうか。モノラルだったはずのリンゴ・スターのドラムがしょぱなからめちゃめちゃステレオに広がっており、ビリー・プレストンのエレピがフワフワと漂う。いいのかコレ?面白いから全部のアルバムでやってほしい。

 

 HyperdubのKode9が編纂したゲーム音楽のコンピ。グライムやらLAビーツやら、みんなゲーム音楽を聴いて育ったんだな。その手のジャンルとの親和性を感じる音で集められている。そしてコナミ矩形波倶楽部の存在感の強さよ。逆にPCエンジンのゲームは今まで一切触れてこなかったためここで初めて聴くものが多い。そしてその全てがイカしている。