生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

今世紀最大の

一月二日、晴れ。

10時頃布団から出る。箱根駅伝も関係がない。テレビがないから。

雑煮を食べながら『タクシードライバー』の後半を観る。

地縁を失い、どこのものともつかない具の入った雑煮を食べながら、都会の夜に居場所を失ったロバート・デ・ニーロを眺めることにシンクロニシティを感じるのは私だけですか?

薬を詰める、爪を切るなどの地味な生活を行い、リングフィットアドベンチャーをやった後いよいよ仕事に取り掛かる。DAWを立ち上げて作曲をすること自体は楽しいような気がする。ギターを弾くことも楽しい。だがギターを録音して自分の下手くそぶりを見せつけられるのは苦痛でしかないし、何か適当に埋めたい、という時にしっくりくる音色が見つからず迷走している時もまた苦痛である。自分の中のテンプレートがあればあるほど楽なのだろう。何かにつけて手を付けていないことをやろうとしては迷子になってしまう。ほんとうにこれだけはどうにかしたい。2020年の課題。自分のテンプレを作ってスピードを上げる。

仕事の途中で腹が減って夕食のことを考え、冷凍されている牛バラ肉をAnovaに突っ込む。Cooking For Geeksやネットを改めて読んで理解したが、体重を支える部位の肉ほど筋が多く固い、固い肉ほど長時間じっくり調理することでしか柔らかくすることができない。ゆえに牛バラ肉は低温調理で長時間かけて料理するのに向いている食材であり、決して腹が減ってから仕込んで2時間の調理で食べられるほど柔らかい肉ではないということである。学びましょう、仕込みましょう。恋しましょ、粘りましょ。