生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

速いアニソンにおけるドラムマシンと電波ソングの衰退について自分の中で折り合いをつけていた

一月十七日、曇り。

昨日編曲をするはずだったのだがApolloいじりですべて終わってしまった。

Apollo環境で実際の制作に取り掛かる。

非常に地味に曲を作る。

テンポの速い四つ打ち(なおかつベースがオクターブベースだったりする)のアニメソング、アイドルソングってすっかり廃れたよなと改めて思う。ここ五年ぐらいのアニソンがよくわからない(サブスクで音楽を聴くようになってサブスク対象外のアニソンを聴く機会が減ったというのもあるのだが)と思っていたが、恐らく電波ソングの末裔である速い四つ打ち曲が廃れたというのは一つの大きな変化なのではないだろうか。EDMの流行でエレクトロニックな曲のBPMが落ちて、アッパーな楽曲は全てバンド形態になった。今まであったアニソンメタル的なもの、MONACA星野源的なポップス、その二系統に速いアニソンは回収されていった。そんな気がしてならない。

「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」が2015年の曲、BPM174。アニソンを網羅しているわけではないので自信はないが、ベースがオクターブで刻んで四つ打ちの速いアニソンがこの辺りで打ち止めになったような気がする。これも生ドラム音源でテクノ/エレクトロ然としたドラムではないし……

「スパッと!スパイ&スパイス」は2018年だけどこれもバンド編成、もうアニソン何もわからん。

ヒャダイン的なピチカートやチューブラーベルの使い方も一時代を築いただけあって2020年の今となっては一昔前であるという気持ちを禁じえない。「行くぜっ! 怪盗少女」とか2010年でまるまる10年前だもんな……

そんなことでハイテンションな速い曲を作ろうとする自分の頭の中で様々なことが衝突してアレンジの方向性が見えない。自分で作ってはダサいとダメ出しを繰り返す。

やっと活路を見出した頃には23時頃、明日の昼が締め切りなので腰を据えてやるかと作っていたら午前4時。翌日のパフォーマンスの低下を招くことに。