生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

絵のない漫画、文章のない小説

一月十九日、晴れ。

NHKのアイアンロード特集を観る。シルクロードは交易路であったが、アイアンロードは製鉄技術の西から東への一方通行である。ヒッタイト人からスキタイ人スキタイ人から匈奴匈奴から漢民族、そして朝鮮半島と日本列島。

今日投げるデモをヤケクソで完成させる。Bandcampをdigる。試聴を5倍速でできないだろうか。

弦のないレスポールが寂しく佇んでいる。仕方なく私はストラトキャスターを爪弾く。

昨日の無茶、一昨日の無茶?なんだかわあからないがもうボンヤリしている。眠い。

行き詰まりは怖い。運動と睡眠、食事だけが正気を保ってくれる。

少し遠くの銭湯へ。サウナで整うという概念が未だによくわからない。インドカレー食って帰る。

 

阿部共実「月曜日の友達」を読む。

阿部共実が逸脱した才能なのはデビュー時から変わらないのだが、「ちーちゃんはちょっと足りない」および「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」の後に二年ほどの空白があった。その二年から帰還した阿部共実は画風を保ったまま画力を手に入れて帰ってきた。そして文学的な世界をその画力で描き始める。絵で文章を書くのが漫画家であるって赤塚不二夫手塚治虫が言ってなかったっけ?うろ覚えだが「月曜日の友達」がソレだ。ちょっと村上春樹のようでもある。射精もしないしパスタも茹でないが。