生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

SRVやJBに対する全肯定できないモヤモヤ

二月十四日、曇り。

コロナウイルス上陸の続報が報道される。バレンタインデーとは無縁。

気絶の二度寝をして11時頃意識を持つ。抗アレルギー薬が切れて全身が痒いので耐えかねて医者へ行く。

医者へ行き、豆腐を買い、しかしなんだか雑なメシを食っては腹が減ってまた少し雑なメシを食うを繰り返す。

部屋を片付けちびちびと家事をやりながら、農村の曲をいっちょ作るかとDAWを立ち上げる。途中まで楽しいのだが自分のパターンの悪いところのようなものが見えてきて嫌になってくる。ポップスはメロディとコードで展開が作れるけれどクラブミュージックは低音とグルーヴで展開を作るので後者のほうが作ることの悩みが増える。そういうものを一旦気にせず作るためにサークル活動をしていた気もするのだが。

一旦パソコンから離れたくなってKindle鬼滅の刃を読み始める。3巻まで買っておいたのだがジャンプコミックスは1冊20分で読み終わる。一瞬。Kindle Oasisで読んでいたら妙に目が疲れる。電子書籍の苦手なところだ。

メシを作らねば腹が減って何もできなくなる、なんだろうカレーだろうか。バレンタインデーだし、と考えながらグリーンカレーを作り始める。グリーンカレーとなるともはやバレンタインをかすってすらいない。タケノコ以外材料がすべてあったのでタイミング良し。人生で始めてナンプラーを使い切る。ナンプラーって無くなるものだったのか。

リングフィットアドベンチャーを行う。飽きて忘れかけているが運動は大切。

James Brownは偉大なのだが、Sex Machineをアルバムとして聴いて楽しいかというと微妙なところがある。Cliff Whiteが選曲したIn The Jungle Grooveなどは文句なしの名盤だと思えるのだが(Cliff Whiteという人間が選曲したアルバムであったことを数日前まで知らなかった)。

 

SRVのギター自体はとてもカッコ良いと思うのだが、80年代らしい録音に対して苦手意識が拭い去れない。

特にChris Laytonのドラム、BPMの早いブギウギリズムでタイトな3連のビートが刻まれるとどうにも「細い」と感じてしまう。3連も刻み方がスクエア(ハネているのいスクエアというのも変な話だが)で重さやヨレのようなものが演奏と録音両方から排除されている質感を感じる。この辺りがSRVの音楽を好きと言いきれない原因なのではないかと思いながらモヤモヤしているのだが、わざわざSRVの話をするような知り合いが特にいないのでこれは自分の中での仮説としてすべて完結している。

それにしてもチューブスクリーマーの解説を読むとSRVが使っていたというのが枕詞のように現れるがそれ以外のギタリストで誰がどのように使っているかの話が少ないのもなんだか納得が行かない。80年代のエフェクターだから黄金期である70年代のロックで使われていなかったのは確かであり、オルタナティブロックやニューウェーブで使われていなかったのもまた確かなのだが、もう少し何かこうあるだろう。ビル・フリゼールのギターの音が歪んでいる時はチューブスクリーマーらしいという学びは得た。