四月七日、晴れ。
F15改修見直し。都が蔓延防止策に動き始める。
寒い。寝室が寒かったので体温が低い。
8時起床。爆速カスタマーサポート。
ビル・フリゼールの過去の録音を調べていたら午前中が終わる。
新反動主義を読み進めたり、カスタマーサポートをしながら紋章の謎を進めたり。
土日であろうと体調が悪かろうと休みが許されないことがジワジワと圧になる。
紋章の謎はレベル上げが終わったので雑な進軍をしても敵がどんどん返り討ちに遭う。こんなゲームだっただろうか。
真空管アンプの音量コントロールが難しい。フルアコであれば半分生音でも構わないがソリッドとなるとアンプの鳴りがすべてだ。
アメリカ音楽の通史、新書でとなるとかなりの駆け足となり欠けたり不十分な場所も出てくる。それも二人の人間の対談形式だ。あらが目立つのもある程度は仕方がないが、そこまで雑な監修の足りない対談を書籍として出してしまって良いものなのか。いや、新書とは元々その程度のものなのかもしれない。
散々悪口を書いたが、スティーブン・フォスターやミンストレル・ショー、ゴスペルなど初期のアメリカ音楽については知らないことばかりなのでとても勉強になった。アメリカの音楽の始まりについての入門としては非常に良い本である。
その一方で60年代以降の話、ソウルやロック、ヒップホップについてとなると非常に駆け足で荒い。グランドマスター・フラッシュ、DJクール・ハークから飛んでRUN D.M.C.とケンドリック・ラマーで話を済ませるのであればヒップホップの項は必要なかったのではないか?
ロックについてもほぼ同じことが言える。ゴスペルやブルース、カントリーがすべて南部を中心としたものであったとはいえ、イーグルスやザ・バンドだけを挙げて「ロック」と言われても困る。ルーツ・ミュージックの影響や南部のスワンプ・ロックのみを語ってロックの項とするのは難があるように思える。更に言えば対談している二人のアルバムに対する感想、「俺はこのアルバムが良いと思う」というような話が延々と続き、社会的に音楽的にどのような影響を及ぼしたのかという話や楽曲歌詞の内容まで掘り下げることもない。その対談を本にする必要があるのだろうか。
後半半分は話半分の流し読みであったが、19世紀のアメリカ音楽やカントリーの歴史についてはある程度に参考になった。セールで買った本の値段分の価値はあった。
元クリームのジンジャー・ベイカーがビル・フリゼール、チャーリー・ヘイデンとトリオやってるアルバムのこと何で誰も教えてくれなかったの?こんな異端者ジャズトリオ絶対に面白いに決まってるじゃないか!
ジンジャー・ベイカーの60年代ジャズ出身ロックドラムの重くてパタパタしたドラミングがジャズではこのように発揮されるのか、と聴いていてずっと面白い。また聴こう。