生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

いいお天気お出かけ日和

大包平と鳴狐の展示が今日で最後だということで東京国立博物館へ行く。

大包平は国宝指定されるだけあって輝き方、存在感が圧倒的であった。

個人的にグッと来たのは肥前国忠吉。古刀のようなキラキラした輝きはなく、新刀特有のマットな質感の中にぬらぬらというかゾルルッというような妖しい魅力があって忠吉は特にそれが強いように感じる。ひょっとしたら手が届く値段なのではと調べてみると最上大業物らしく250万という数字が出てきてこれは無理だ。

備前の古刀はどれも輝いていて美しい。しかし博物館のガラスの距離だと刀の地肌や沸まで凝視できないのがもどかしい。一度でいいからもっと舐め回すように眺めたい。

特別展のみちのくの大仏も良かった。奥州の荒々しくて無骨、厳しい顔つきのものや仏教が十分に広まっていなかった頃のものが見られたり、円心の作品が並んでいたり。正直仏像についてはからっきしだったのでいいきっかけになったと思う。

東京国立博物館の展示が予想以上に多くて長く、時間配分を失敗して後半を駆け足で見ることになる。もっと早く午前中から来るべきだった。歌川広重の青がヴィヴィッドだった。もっと時間をかけて眺めたかった気持ちでいっぱいである。

そのあと高田馬場で牡蠣を食べに。食べ放題を予約したと思ったのだが普通の予約だったのでちんまりと食べる。死ぬほど食べたいという気持ちがある。もう牡蠣のシーズンも終わろうとしているので、ウーム。物足りなかったので四文屋へハシゴする流れに。

牡蠣の前に高田馬場ディスクユニオンを覗いたのだが、80年代のUKレゲエやダブがリマスターで廉価盤になっていて驚く。UB40とかアズワドとかハードオフでゴミ扱いされてる代表みたいな音楽なのに、ついにリマスターされる時代が来たのか。リントン・クウェシ・ジョンソンの3rdを買う。