生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

新・平家物語(十二) 著:吉川英治

新・平家物語(十二) (吉川英治歴史時代文庫)
吉川 英治
講談社
売り上げランキング: 318,389

ようやっと、残すところ4冊。

平重衡の行く末と鎌倉の思惑、中立を保つ熊野別当湛増を巡る源平の政治的駆け引き、そして切って落とされる屋島の合戦の口火。吉川英治作品は主人公がくるくると切り替わってゆくが、義経や弁慶のターンが多くなりやはり読み物としての勢いが出てくる。いよいよクライマックスという感じである。