生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

人間性を取り戻した日

四月七日、晴れ。

最悪の体調、どツボ。

諸々の締切、chelmicoのrecなどすべてすっぽかしてベッドで死体となって過ごす。

結局の所解決策は筋トレしかないのだということは悟っているのだがその筋トレまでのステップの遠さ、心理的エネルギーの消費量よ。

妻が帰宅するまでゾンビ。結局本当に独りで暮らしていると自分に対してずさんになってしまい、メシも睡眠も何もかも雑になってしまうのだということを改めて実感する。

人の世話を焼くことで正気を取り戻すというのも不思議な話だが人は群れなければ生きていけないということだろう。

夕方18時過ぎにようやく重い腰を上げて筋トレへ行く。脳と肉体のバランスがやっと取り戻され、少し正気に返る。正気に返ったおかげでこのように日記をつけることも能うわけである。

 

イケズの構造 (新潮文庫)
入江 敦彦
新潮社
売り上げランキング: 262,788
知り合いの京都(洛外含)の人間はネット上では至極真っ当に受け答えをしてくれるしこれといって本当にイケズな人には出会ったことがない。ただ関西の女ははんなりとしながら言うことはズケズケと言ってくるという印象だけはある。男はもれなく吉本によるツッコミ力の高さという認識。それも関西の知人といったら神戸の人間ばかりなのだが。
イケズの構造というタイトルの通り、イケズという皮肉の構造、イケズが生み出されるようになった環境的な構造、イケズがどのように運用されているかの構造、洛中の社会及びよそさんの観光客へどのようにイケズが用いられてきたかをとことん理解することができる。無論ここに出てくるような痛烈なイケズを自身で浴びたことはないが。
都市伝説である「ぶぶづけ」についても解説があるし、本当のイケズであればどのように「ぶぶづけ」が行われるかも知ることができる。まさに文化であり雑学。