七月二十日、曇り。
曇りだが蒸し暑い、すっかり夏になった。
農村の曲を仕上げる。
仕上げた後、一旦自分に何もタスクがないことに気付いって解放感と虚無感が半々で訪れる。
ひとまずイカでもやるかとスプラトゥーン2ラストフェスをやるが、もはや何のためにイカをやっているのか、何が楽しくてイカだったのか、何も思い出せない。そして久しぶりにジャイロを使うゲームをしたので以前より酔う。
ゲーム浸りになってしまった罪悪感と気持ち悪さの中で、映画を観るなら今しかない、どうせならば『天気の子』を大きいスクリーンでやっているうちに観てしまった方が良いということでレイトショーで『天気の子』のチケットを取る。
『君の名は』でマスへ向けて思い切った舵切りをした新海誠がその路線を保ったままもう少しだけ今までの新海誠の気持ち悪い毒を注入した映画、だがそれでも主軸は明快なボーイミーツガールであり、もう『秒速5センチメートル』の頃のどうしようもなく気持ち悪いオタクは帰ってこないことに思いを馳せる。特に新海作品に深い思い入れはない。