生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

うっかりファズフェイス

三月一日、晴れ。

ファズフェイスミニのことで頭が一杯になってロイコクロリディウムに見えてくる。

昨日の鍋の残りを朝飯にする。

諸々都心へ出て見たり買ったりしたいものがあったので渋谷へ繰り出す。

Apple Storeは周辺機器屋さんではない。何故ならElecomの製品は美しくないから……

寄り道でイシバシ楽器へ行ったらファイズフェイスミニの中古がぼちぼち安く売られていたので、試奏して比べた末に買ってしまう。これがゲルマニウムトランジスタのファズという奴なのか。これがブーブープチプチ鳴る、ビッグマフとは違うファズなのか。ボリュームを絞ると出る鈴鳴りという奴なのか。エレキベース(しかもプレベ)は基本的にボリュームを絞って音色を作るようなことがなかったので、エレキギターはボリュームを絞って音色を作るという概念があることを最近やっと理解した。しかも7ぐらいではなく2まで絞ったりするのだと。

アーロンチェアを比べたいのだが渋谷にデカい家具屋はないので新宿の大塚家具へ。渋谷にも匠大塚はあるのだが匠大塚にはアーロンチェア取り扱いがないからな。久美子……

エンボディチェアの脊髄へのフィット感がヤバい。ただアーロンチェアと違って前傾姿勢に適していないので仕事でエンボディチェアを使うのであれば、プロゲーマーばりに角度のついた机やディスプレイ、分割されたキーボードなどのコックピットを構築する必要がある。お金が溢れたらやろうね。

帰宅。ちょうどナンバガの無観客ライブがYouTubeでストリーミングされていたので観る。アレがテレキャスのセンタートーンであること、VOXは割とハイに噛み付くような癖のある鳴りがあること、ただジャキジャキしているだけではないのだということがわかってきて楽しい。向井秀徳の音域がナンバガ時代に届かなくなっているのは時の流れを感じさせるが、アヒトのドラムは重さや安定感が増していたしやっぱりナンバガはカッコいいね。みんな四十代半ばだね。

ファズフェイスを開けてあれこれ繋いで観る。これが、鈴鳴り……別にゲルマニウムだから扱いが難しいとかそういうことはなかった。たしかに他と使い方は違うかもしれないが面白い。あとは俺のギターが上手かったら全て解決するのに……

大河ドラマ見て、買っておいた鮭の味噌漬けを焼き、事前に仕込んでおいた昆布出汁で味噌汁を作っていただく。ごちそうさま。

 

レッド・ツェッペリンの良さは30歳になるとわかる」というような話を聞く割に大学生あたりから好きになっていたのだが、逆にジミヘンの良さは最近までわかっていなかった。スタジオ録音はドラムやギターがとんでもない位相で片チャンに張り付いてサイケデリックな演出がされていたり、そこまで録音が良くなかったり(同じ60年代でもジャズの音が良いところをみるとやはり電気的に増幅しているから録音のノウハウがなかったのだろうな)してとっつきづらい。ライブ盤や没テイク集は沢山ありすぎてどこから入ればいいのかわからない。

 ロックギタリストというと頭が悪くて雑(超偏見)とうイメージがあるが、やはりロックスターたちは耳と感覚が素晴らしく、ジミヘンはその中でも音量、エフェクター、タッチ全てが繊細で細やかなのだということをギターマガジン読んで今更知ったのでした。