三月十日、雨。
テレビというものを久しぶりに見たが、ニュースも含めてさして面白くない。混乱するイタリアで囚人が暴れている様はバキのようで迫力があった。不謹慎な物言いだがトイレットペーパーを買い占める人間より見ていて面白い。
車に乗って医者へ行く。主に気絶している。
飯を食ってドラッグストアなどで生活用品を買う。どこへ行ってもマスクとアルコールは消えている。燃料用メタノールだけはさすがに買い占められていなかったが別に買うものでもなし。
猫と遊ぶ。テレビもインターネットもコロナウイルスの話、時々3.11の話、これの繰り返しで面白くない。蟄居して本を読むべきだった。