生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

デカくて低くてペケペケしたリードギター

四月三十日、晴れ時々曇り。

二度寝をしていたら午後になっていた気がする。

子がみるみる成長し、乳を飲む量も排泄する量も増え、力も付き、睡眠時間も覚醒時間も少しずつ長くなってゆき、自我の予兆として理由の不明瞭なぐずりをすることも。

こちらはジワジワと自律神経が削られており、体力精神力ともに最大値が落ちている。

日に日に元気になる子に振り回されながらでろでろになり、飯を食っているか面倒を見ているか気絶しているか。隙間隙間にソシャゲをやっているがTwitterは消したのだといいながらTweetBotやブラウザでチラチラ見てしまう。

スマートフォンでやるインターネットほどかゆいところに手が届かなくてフラストレーションを感じるものもなかなかない。ゲームとメールチェックだけでいい。本当はゲームもいらない。お前は電話だ。iPodのくっついた電話だからそれ以上のものはいらない。それがジョブズの意志だ。

今日はバテており散歩思索を断念。仕事全く進んでないが大丈夫なのか?

そうこうしているうちに四月が終わる。紙の活字を読む場所と時間がないので風呂で読む電子書籍だけが唯一の読書になっている。電子書籍で読んでいるのがセールで買った『デジタル・ミニマリズム』だというのがあまりにも皮肉だ。

 

延々とビートルズを聴いているのだが「イット・ウォント・ビー・ロング」のテレテテテンテーンというリードギターの音のデカさが異常なことに今更気がついた。

一般的にリードギターと言うと高音で歪んだ音をギュイーンとやっているものだが、初期ビートルズなので低くて太いペケペケした音がリードギターというパートをやっている。多分ジョージ・ハリスンの音だろう。

ビートルズが4トラック、8トラック、16トラックのマルチトラックレコーディングを行っている頃であればいくらでもあり得る話なのでそれでおしまいなのだが、『ウィズ・ザ・ビートルズ』は2ndアルバムであり、Wikipediaからの情報(『Tune In: The Beatles: All These Years』からの孫引き)によれば「イット・ウォント・ビー・ロング」は4トラックMTRが導入される前に録音されている。2トラでこの爆音のテケテケしたリードギターが録音されたのか。ジョージ・マーティンの手フェーダーでも行われたのか、2トラックでもテイクの継ぎ接ぎ(オーバーダブ ?)が行われているのでそちらだったのか。ちょっとした謎である。