七月十日、晴れ。
熱海、酒圧力、バッハ会長デモ等
7時起床。朝カスタマーサポート。
ジャコ・パストリアスやジョン・ポール・ジョーンズやチャック・レイニーの教則ビデオをひたすらYouTubeで見ていた。ジャコは左手が本当にキレイだ。
チャック・レイニーはほとんど左手薬指を使わない。M7thを弾く時、小指から半音で下降する時、ダブルストップを使用する時などを除くと通常時薬指の出番がない。右手の人差指オルタネイトの異常さなどに注意を奪われていたが左手もそれぞれ違うものだな。というかエレキベースの左手は定石が決まりきってない（強いて言えばジャコ以降のものがあるのだろうが）し手がデカい奴が正義の世界なので人それぞれっぷりがすごい。
チャリ（チャリオット）を買いに行く。現代は様々なチャリ（チャリオット）があり、その選択肢の多さが逆に迷いを生む。暑い中チャリ（チャリオット）を決める。
ビール買って帰る。
1993年1月号のベース・マガジン、巻頭特集ピノ・パラディーノの号を手にする。この頃はまだ隔月刊だったんだな。
この辺りで自分が処理落ちしていることに気付くべきだったのだが、気づかずアレコレ考えてどれも中途半端に終わる。
夕方カスタマーサポート、限界を迎え途中意識を失う。
そのまま弾力を失っていく心がひたすらつらかった。顔が遠野貴樹になる。
納豆ご飯、ほうれん草スープ、冷奴二丁を神への宥めの香りとする。
カスタマーからクレームが来なければギター弾く。明日はゆっくりしたい。
ピノ・パラディーノはほとんどエフェクターを使わないけれどオクターバーだけは例外なんだなという話、ピート・タウンゼントのソロにも参加していたからザ・フーでジョン・エントウィッスルの後釜で呼ばれたのだなという理解、My Generationのベースソロでもオクターバーを踏んでいたなという話、これらが全て線になって繋がる。
