七月二十二日、晴れ。
小林賢太郎がサイモン・ウィーゼンタール・センターによって五輪開会式解任。
8時半起床。朝カスタマーサポート。
部屋を少し片付けて過ごす。役所へ行かなければいけないことに気付く。週明けにしよう。
昨日作ったカレーを昼食として神への宥めの香りとする。
午後、ギターを少し練習する。
昼カスタマーサポート。
ドクペを飲んで昼寝せずに乗り切ろうと思っていたのだが夕方限界を迎えて16時から1時間気絶する。
夕方カスタマーサポート。
カレーがあると夕食のことを考えなくて良いのでとても楽。ギターの練習をする。
夕食もカレーを神への宥めの香りとする。
『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』を観る。
噂には聞いていたが、細田守の才能と怨念と悪い癖をコンクリートミキサーにかけてブチまけた怪作であった。とても歪で手放しで褒められるような作品ではないが、では退屈でひどい作品かというとそういうわけでもない。メタな話を読みすぎたせいで作品と素直に向き合えなかった部分もあるが、メタな事情を知ることで何故この作品が生まれてきてしまったのかもわかる。
方向性は全く違うのだが『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』を観た時と同じようなモヤモヤが渦巻く。スタッフは原作をキチンと解釈した上でそれを調理しているのかどうか、設定や装置だけを流用して作られた面白いけれど改変された二次創作に過ぎないのではないか。
そして小学生の頃素直にワンピースを読んでいた自分と、青年誌にシフトしてからジャンプの人気作品との縁をすっかり失った今の自分がこのONE PIECEへの拒絶と共感を同時に生み出す。自分の中で何もかもがぶつかりあう映画だった。