生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

コミティア、琴葉とこの死

五月十二日、晴れ。

コミティア128。いつものビッグサイト本体ではなく、隣駅青海にある青海展示棟での初イベント。

駅に降りた途端、まっとうにお台場らしい娯楽をしている人々を見かけて申し訳オタクになる。会場の眼前にヴィーナスフォートがあるのだが。

コンビニやATMなどのインフラが足りず、トイレ、真夏の空調なども若干心許ない。コミティアの規模なので問題なく開催できはしたのだが夏コミに関してはトラブルが懸念される。

薄々感づいていたが、なほるる&しぐまごまのサークルの新刊(15:20に登場)で琴葉とこの死が確かなものであることを知る。もう少し何か手助けができたのではないかという感情と、人の人生そのものまでを個人が助けることはできないのだという諦観が同時に湧き出し、ただただ乾いた笑いで故人と湿っぽい感傷に浸る人々を心の中で笑い飛ばす。生きているのなら死ぬものだし、それは人間も当然含まれている。長く生きていれば訃報というものも積み重なって増えてゆく。それを理解してどう折り合いをつけていくかが一番大事だ。心の片隅でそれらの人々を忘れないように生きる他ない。