生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

そしたらサルヴァドール、あたしをグレッチでぶって

一月十六日、曇り。

安野光雅死去。全米ライフル協会の計画破産。

 ダイの大冒険がBパートになるぐらいで起床。めっちゃ寝てしまった。みんなフレイザードのセリフを復唱している。

運動不足を強く感じていたのでフィットボクシングをやる。ゲームとしてのUXには満足していないのだがゲーム感覚で有酸素運動ができるだけで有り難いので不満を抱きつつやる。体幹を保つコツはつかめてきたが、それでも38分間拳で空を切っていると全身がガタガタになる。

イカのフェスをやるか……となってやる。野良のイカのフェスはもはやただの修行。修行でしかない。

散歩と買い出しをしようと昼過ぎと夕方の境目に外出。目当ての買い物を全て済ませてハッピー。

このあたりでフィットボクシングの疲労がピークに。半ば気絶。風呂で復活。お雑煮セカンドにトドメを刺す。

Among Us回。少し眠くなっていたが楽しさが上回る。夜更ししちゃったね。

 

去年観に行った『真夏の夜のジャズ』までサル・サルヴァドールというギタリストをおよそ意識したこともなかったのだが、フレージングはチャーリー・クリスチャン直系のシングルノートバリバリでありながら、パリッしたトーンが他のジャズギタリストと異なる個性を持っている。このパキョペキ感は何だろう……と調べてみたところどうやら使っているギターがギブソンではなくグレッチらしい。Gretch 6199 Convertibleというモデル。コイツがギブソンのポーンと飛ぶ音と違うパキョペキ感を出しているんじゃなかろうか。無論持ち主の腕によるところも大いにあるのだろうが、西海岸白人ジャズギタリストの中でも技工派でありながらこういったところに一癖ある感じが癖になる。

それとエディ・コスタヴィブラフォンとピアノで参加しているので圧倒的にバンドサウンドが良い。エディ・コスタ、西海岸の名盤請負人なのでは?タル・ファーロウとの演奏も素晴らしいがサル・サルヴァドールとの演奏も素晴らしい。どちらも1956年頃で絶好調だ。彼が1962年に早逝していなければ。享年31歳、今の自分より若いじゃないか。どんだけ。

f:id:mochilon:20210117003638p:plain

Gretsch 6199 convertible