生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

ゲヒ殿オンパレード

十二月九日、曇のち晴れ。

根津美術館で「新・桃山の茶陶」を観る。志野焼、黄瀬戸、瀬戸黒、美濃焼、そして何より織部焼の見事な作品がゴッソリと並んでいる。

慶長年間の華やかなへうげものの世界。もはや何かトチ狂ったのではないかという造形、耐久性を無視してパリコレの服のようになった前衛的な継ぎ接ぎなど頭のネジが飛んだ作品の数々を観る。古瀬戸茶入 銘踊駒なども見事であった。

元和年間に少しずつ洗練されて落ち着きを取り戻し、寛永に突入すると忘れ去られてゆく。ほんの一時の流行であったが確かに力強く華々しいものであった。

帰宅してスマブラ漬けになる。大丈夫か、曲とか。