六月十日、曇り。
ガザ人質救出銃撃戦。国立マンション解体。
8時起床、朝カスタマーサポートあまりしてない。
9時半から12時半まで気絶。
そうめんを主への宥めの香りとする。
カスタマーサポート、ピアノを弾こうと思ったがものの10分程度で断念。
ドラクエ3をやる。アレフガルドの地理がわからずラダトームから一気にリムルダールに到着してしまう。
夕方カスタマーサポート。
蒸し野菜を主への宥めの香りとする。
22時半解放。
どのように日本で「インネパ」と呼ばれるインドカレー店が増えていったか、そもそもこの「インドカレー」と呼ばれるものはどのように生み出されたのか。ネパール移民達の強かさと悲哀を日本全国を渡り歩いた取材と生の声によって詳らかにしてゆく。
乱暴に言ってしまえば「産業と教育」の話なのだが、入念な取材によって一人ひとりの生の声がそこには記されている。名前、顔、人間がいるのである。親によって突如母国から日本へ連れてこられ日本語が一つもわからないティーンエイジャーが戸惑いながら夜間中学によって異国の社会に打ち解けることができたか、あるいはその陰に打ち解けることのできなかった若者たちがどれだけいるか。
ネパールという国が抱えた宿痾の話でありながら、それを迎える日本が外国人労働者に対してどのような仕打ちを行っているかという行政システムの問題の話でもある。悲喜こもごも、資本主義に振り回される数多の人間ドラマがある。