七月五日、曇のち雨。
都知事選及び都議会補欠選挙。おおむね予測通りのことが起きる。
7時起床。娘の散歩を兼ねた投票へ行く。
帰宅、朝食、気絶。体力~。
午後、『軽い男じゃないのよ』を観る。女を見下すセクハラ男がジェンダーの逆転した世界へ迷い込んで散々な目に合う話なのだが、描かれたディティールの精細さが視聴者へも強く性差別と現実のおかしさを突きつけてくる。コメディのような勢いとシリアスな作り込み、そしてロマンティックなドラマとしてのストーリーの筋。それらのバランスや温度感全ての匙加減がほどよい部分になっており映画として楽しませる中で問題を投げかけてくる佳作。
IKEA家具から解放されたと喜んでいたはずなのになんだか現実はドタバタしたままである。疲れが抜けない。ヒー。
イド・インヴェイデッドを再度観ている。1クールで畳み掛けるには多重に仕込まれたギミックや世界観がやはり速かったのではと思う。最近オリジナル作品のアニメで良作があると大抵そうだ。2クールあればもっと掘り下げられたのにというアニメ。2クール作らせる予算や人的資本が無いのだと少しだけ悲しくなる。
保田塾特番は明日続きを観る。
インターネットでの「選挙に行かない奴は人間じゃない」とでも言いたげな同調圧力は何なのだろうかと改めて思う。国民が関心を持って投票率が上がること自体は良いことだと思う反面、投票する権利を捨てる人間は非国民とでもいうような空気。また「お前たち都民が愚かだからこんな愚かな都知事が選ばれたんだから責任を持てよ」というようなことを言い出す人間。大事な権利ではあるが、義務ではない。そして選挙の結果は国民や都民の総意ではない。そして民主主義は別に終わってない。そういった基本的なことを何度も何度も自分に言い聞かせていきたい。