生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

閃光のハサウェイが面白かったが期待値を上げすぎていた話をします

六月十八日、晴れ。

ロナウドコカ・コーラをどけて株価が下がった以外何があったか知らない。札幌にクマと全裸男性が出た。

4時45分起床。朝カスタマーサポート。嘘だろ。

10時半気絶、13時起床。いけるような気がしたけどしんどいぞコレ。

仕事から解放され、平日である今日を見計らって映画『閃光のハサウェイ』を観に行く。

面白い。「ロボットアニメの見せ場、ロボット同士の戦いです!」というサービスをあえてやらないぞという意気込みを感じる。一部の人が怪獣映画と評するように人間とモビルスーツのサイズ感、重量などの対比による圧倒的暴力の側面を丹念に描き出しており、その描写手段によって人間同士の物語に焦点を絞りつつもモビルスーツの存在にリアリティを与えているポイントが非常に素晴らしい。

反面音楽と音響は少し引っかかるところがある。澤野弘之のヒロイックな音楽が四六時中かかっていると映画ではなくミュージックビデオを観せられているかのような……折角絵とセリフが情報量のバランスを適度な落とし所にしているのに音楽によって説明過多になりすぎている。もっとセリフと物音だけで見せられるシーンはあったはずだ。特に砂浜や海のような野外のカットで澤野音楽は必要だったのか?

これも一度気になってしまったからかもしれないが、市街戦に巻き込まれる市民たちの叫び、ガヤが「ワー」や「キャー」ばかりで全く具体性がない。「一体どうなっているんだよ」という叫びも無ければ「○○はどこなの」というような家族を探すような声もない。いや、このカットに関しては巻き添えになって倒れた市民も顔のない人々のようになっていて説得力が薄かったような……街や物の壊れ方に力が入っていたがゆえにその部分が浮き彫りになってしまった気がする。

 

夕方カスタマーサポート。眠くて目が疲れてボンヤリする。夕飯に水餃子とニラ玉を作り神への宥めの香りとする。

ギターを少しだけ練習しておしまい。