四月三日、雨。
8時起床、朝カスタマーサポート。
IKEAから届いた超特大家具の組み立てミッションが昨日から引き続き存在。
昨日手に入れた六角ビットをMakitaの電動ドリルと組み合わせてガシャコンガシャコン進めてゆく。
重労働のためUberEats券を使用、牛肉刀削麺を主への宥めの香りとする。
午後もガシャコンガシャコンやっているうちに「コレはIKEAの家具の組み立てという体をなしたマニュアル大工仕事なのでは?」ということに気がつくが時すでに遅し。
15時頃完成。後片付けが終わりきらずにタイムアップ。
夕方カスタマーサポート。
スズキのアラの潮汁、とんかつ卵とじを主への宥めの香りとする。
22時半解放。
なかなか肉体的にしんどい。
バッハ弾きといえばやはりグールドがおり、全く別角度としてリヒテルがおり、古い世代だと自分の中ではヴァルヒャ、そして新世代(?)ではシフ等がおりこれだけ層が厚ければ他に入り込む余地はないだろうと思っていたところにジョアン・カルロス・マルティンスはスルッと入り込んできた。明快なタッチで陽気、カラッとした快男児だがバッハと向き合う思慮深さは確実存在している。なんだか司馬遼太郎の小説の主人公みたいだ。
これは全集を持っていてもいい、欲しいな……と思うと大手メジャーレーベルではないリリースかつ95年頃に出してそのまま廃盤となっておりフィジカルの入手はかなり難しそうなので配信で徹底的に聴くのが誠実な姿勢だろう。
骨折とそれによる神経の損傷からのリハビリによるカムバック、暴漢に襲われて脳を怪我、神経手術に失敗して右手が一切使えなくなる、普通の人間なら音楽家生命を3回ほど断たれているにも関わらず指揮者としての活動を重ねた末にバイオテクノロジーを駆使したグローブをつけて彼は再度バッハを弾いている。
逸話もすごいがコレを抜きにしても最初のカムバック後の録音もまた素晴らしい。