二月十六日、雨。
春の始まり特有のじっとりとしてぬるい空気と雨。恐ろしい低気圧。
本当に苦手だ。一年の中で一番苦手と言っても良いぐらい苦手。風情を感じない。風情を感じ取る余裕が生まれない。
しんどい、アークナイツぐらいしかやる気がしない。良くない。
他に何をしていたか記憶が薄い。ボンヤリとインターネットをすることしかできない。
諸般の事情でGarage Bandと触れ合うことになったのだが、パラデータの書き出しができない。そういうのはLogicを買えと言わんばかりの嫌がらせ。Appleのそういうところは好きになれない。各トラックをソロにして書き出す(書き出し先はiTunes)という果てしない行い。
俺はもうダメだ。
気圧にやられて気絶。起きて散歩。冷凍弁当で夕食を終わらせる。
松岡正剛の千夜千冊を読んでいたら夜が更けていく。葉隠に対する読み解き、坂口安吾に対する評論、グールドにまつわる逸話、ただの書評の域に留まらない知の巨人の文章が生み出されている。知とは、教養とはこのように培われるのだと思い知らされる。知の壁。