二月二十四日、晴れ。
政府か何かが一般人を装ったTwitterアカウントでコロナウイルスの騒動の火消しを図るというのはあまりにもお粗末すぎるのではないか。先手先手とは何なのか……行政に対する残念さを禁じえない。
冬の生温い温度と湿度ではなく、どちらかといえばカラッとした冬晴れ。どうせならこういう天気を続けて欲しい。
パン屋。最近パン屋の食パンはどこもバターと生クリームを過剰に入れたものが流行っているが、アレのパンの耳が非常にいい塩梅であることに気付く。食パン本体はあまりにもギトギトして重たいのだが、パンの耳だとパサパサにならなくて非常に良い。しかもパン本体より安い。本当に良い。高級食パンの耳は高級食パンより美味しい。
聞き覚えのあるクラシックとシシリエンヌという曲名とフォーレという作曲家が初めて結びつく。
確定申告と向かわねばならない、そのためにはまず領収書を整理しなければならない、領収書を整理するためには12枚以上のクリアファイルが必要である、クリアファイルを買うには文房具屋へ繰り出す必要がある、以上のロジックで駅前の書店文房具屋へ。
この一年、ビジネス書のデザインのトレンドが「白地に黒文字で差し色に黄色か水色」から「白地に黒文字で差し色に赤色」へシフトしたのは一体どういうことなのかという話を妻としながら本屋を見ていたのだが、途中でそれが例の日本国紀の影響であることに気付く。俗に言うネトウヨ本とビジネス書の装丁のトーンが同じであることに残念な気持ちを覚える。ニコニコ没落していくんだ。これを二コ没と言う。渋沢敬三の口癖を佐野眞一が省略してそう呼んだそうだ。ということをGoogleで調べた。新一万円札の孫はニコニコ没落していくんだ。
うどん啜ってから肉塊を買って帰宅。買ってきたわらび餅を頂いてお茶。
一息ついた後、領収書の山を開封、選別してゆく。
領収書の選別だけでほぼ終わる。
夕食アンドアニメ、おしまい。休日らしいといえば休日らしい、月末進行かといえばまったく月末進行ではない。ニコニコ。
いつぞや100円のエサ箱で確保したスネークマンショーのレコードを聴く。YMOはサブスクに存在尾するのにスネークマンショーはサブスクに入っていないのだな。
いつ聴いてもシーナ&ザ・ロケッツの低音のスカスカぶりに驚くのだが、レコードだとA面最後に収録されている「サンディー - ジミー・マック」のレゲエ調のベースとのギャップになおのこと驚く。レゲエがまだ日本にたどり着く前、細野晴臣や加藤和彦のような人たち「レギ」とか「レガ」と呼びながら貪欲に聴き漁っていた話を思い出す。細野晴臣のMC-8によるシンセベースの低音がレゲエによるソレであったことを体感。やはりレコードは低音の解像度が一番の魅力だと思う。それがRIAAカーブによるものなのか、デジタルは低域が最初に圧縮の犠牲になるからなのかは知らない。
Sony Music Direct (2003-11-27)
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