生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

真夏の夜のジャズは普通に昼のシーンがほとんど

九月九日、晴れ。

ムーランが新疆ウイグル自治区で撮影をしていたとか、大戸屋が敵対的TOBをされるとか。ドコモ口座が不正引き出しに使われたとか。

真夏の夜のジャズ』4Kリマスターを観に行く。

アニタ・オデイがヤバい映画であることは知っていたが、セロニアス・モンクのトリオで演奏するヘンリー・グライムスが異常に若い。調べてみたら当時22歳。今年の4月に新型コロナの合併症で亡くなったらしい。合掌。

冒頭のジミー・ジュフリーのトリオでジム・ホールの音が鳴っていたのだがジム・ホールが画面に映るのはものの5秒程度、手前に顔だけ。観客やニューポートのヨットなどが映るドキュメンタリー映画なので覚悟はしていたし映像として美しいのは確かなのだがマニアとしてはもう少し演奏者が見たい。

チャック・ベリーはどこか居心地が悪そうにしていた。バンドメンバーを調べてみたらドラムがパパ・ジョー・ジョーンズではないか。レイ・ブライアントケニー・バレルなど錚々たるメンツだが彼らは皆、生粋のジャズメンだ。ジョー・ジョーンズがロックンロールを叩いている映像なんてこれしかないんじゃないか?

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途中で入る無伴奏チェロ組曲のシーンはFred KatzなのかNathan Gershmanなのかわかりかねる……

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見応えのある映画であった。1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバルの記録であり、58年のアメリカの避暑地の文化の記録でもある。一時の夢のようであった。正直に白状すると汗だくのチコ・ハミルトンがビートを反復するあたりから睡魔に襲われてしまったのだが。

 

子が熱を出したらしく、特に寄り道もせず帰る。パクチーが欲しいと思うと売り切れていたり扱っていなかったりでスーパーをハシゴする。

まだ体力が回復しておらず夕方にウトウトして過ごす。夜はニラ玉で誤魔化す。