一月二十日、晴れ。
二階俊博が叩かれている。どちらかというと河野太郎とNHKへの民衆のリアクションが不穏だ。
7時40分起床。朝カスタマーサポート。
午前中にmp3のジャケ画像を設定したりライナーノーツを読む。文章を読むとこんなに時間が過ぎていくものなのか?
昨晩はバッチリ寝られたので今日はバリバリに仕事ができるはず……と思ってドクターペッパーまで飲んだのだが午後の眠気に抗えず2時間気絶する。もうこの季節はこういうものだと思って己を宥め賺して過ごすしかない。「宥め賺す」って書くのか。
諦めてFE紋章の謎で遊ぶ。
夕方カスタマーサポート。昨日の鍋に出汁を追加、水菜と春菊を追加。鍋がなくならない。
Red Mitchell / When I'm Singing (1982)
Red Mitchell (vo,pf,b)
レッド・ミッチェルの一人多重録音ジャズ。82年にジャズで多重録音をしてそれをちゃんとしたクオリティでレーベルから流通させてるって一体どういうこと?となる一枚。
ボーカル、ピアノ、ベース、どのパートから録音したのか全然わからん。クリックは使ってないだろうけれど自分同士ならタイミングも合わせられるものなのだろうか。ビル・エヴァンスは1963年にピアノの多重録音である『自己との対話』を出してはいる。出してはいるが……
くつろいだ宅録かと思いきやなかなか真剣な一枚。ボーカルがメインの人間ではないので歌唱力が足りないのはご愛嬌だがベースもピアノも達者な人間だけあって歌心はしっかりとしている。
ニュージャージー州出身、50年代は西海外のジャズでの活躍が顕著であるが68年にはスウェーデンのストックホルムに移住し、毎年3ヶ月ほどにアメリカに訪れては演奏共演しストックホルムへ帰っていたそうだが。こうしたスウェーデンでの活動によってスウェーデン・グラミー賞を授与されており、レッド・ミッチェルは実は優れたベーシストであるだけではなく優れたソングライターでもあるという話に繋がってくる。このアルバムに入っている楽曲は全曲レッド・ミッチェルが作詞作曲したものであり、ジャズメンでありながら完全なシンガーソングライター宅録(スタジオだが)アルバムなのである。変なアルバムだな!
66年以降コントラバスのチューニングをチェロの1オクターブ下の5度チューニング(普通のベースはギターの1オクターブ下の4度チューニング)にしており、それだけでもちょっと普通じゃないのだが、このアルバムを知ってレッド・ミッチェルの多才ぶりと変人ぶりを改めて感じた。なんなんだこいつは。