生きるからにはそれなりに

mochilonという人のブログ

アホみたいな枚数のCDを買ってお前の人生にそれを聴く時間は残されていないんだよ

三月二十一日、晴れ。

 

8時過ぎ起床、朝カスタマーサポート。

そのままプール、60分泳ぐ。

ニンニクを炒め、水餃子、レンズ豆とドライトマトのスープを主への宥めの香りとする。

一息つくと時間がなくなっている。ピアノを1時間撫でる。

夕方カスタマーサポート。

キーマカレーを主への宥めの香りとする。

23時解放眠い。

ケンプのベートーヴェンピアノソナタ全曲を骨伝導イヤホンのながら聴きで聴き終えた。

open.spotify.com

熱心にピアノソナタを聴いてきたことはないので細かいことは言えない。大体いい曲だなと思ったり聞き覚えがあれば別名がついているし、なんだか単調だなと思うと昔の曲を後から出版したモノ(19番や20番)だったり他の楽曲用に書いていた曲を転用したものだったりもする。それも向き合って聴き込めば個性が見えてきたりするのだろう。しかしとにかく長い。CDで8枚、時間にして10時間弱ある。三大ピアノソナタ(中期三大や後期三大など含む)達だけを聴いておしまい、になるのもさもありなん。

しかし交響曲を精力的に書き始めたタイミングと比べてピアノソナタを書き始めたタイミングの早さに驚く。ピアノソナタ第8番「悲愴」を書いていた頃、交響曲はまだ第1番だったなんて。

ケンプの演奏は好きだ。賢人といった感じがする。全てを聴き比べたというよりは「月光」の「ガンガン!」のところがしっくり来たから聴いているという節はあるが(バレンボイムは許せない)。ワルトシュタインあたりもケンプを基準軸に聴き比べてみたい。

 

音質は決して良いとは言えないけれど自転車に載っていようが人と話していようが音楽をかけっぱなしにできるというのは非常にありがたい。そして下手なスマートレンズなどよりもARデバイス感がある。オマケでモノラル録音を聴くと本当に頭の真ん中で鳴っているような感覚がして面白い。